ありがとうルナちゃん。永遠に安らかに...。

別れは、突然にやってきました。
今朝は、紛れもなく生きていました。彼女は僕に甘え、僕のことを信じてくれていました。
今日、ルナが急逝しました。
ルナ - 2002年8月23日生まれ。この世に生を受けて、3年9ヶ月と4日、我が家に来て3年7ヶ月と10日目でした。まだ、残暑の残る2002年10月16日、彼女は茨城県から車に乗ってきました。青木さんという、理髪店の方のもとに生まれた、12匹のきょうだいの1匹でした。彼女は、迎えの車の中でも、ずっと寝ているほど落ち着いていました。人をこころから信用して、自分の境遇を悟っているかのようでした。
このところ、彼女のお腹が、急に膨れてきて、それに連れて、背骨が強調されるようになって来ました。
何か病気だといけないから、病院に連れて行こう。そう思ったのはつい2日ほど前のことです。

そして、今日は土曜日だから、ということで、動物病院に連れて行くことに決め、朝から、お風呂に連れて行き、体を洗ってやりました。いつもなら、シャワーを嫌がって、逃げ回るのに、静かに体を洗わせて、時折、前足をぺろぺろと舐めていました。洗い終わると、風呂のふたの上に上がって、1度だけ身震いをし、脱衣所では、いつものように転げまわることもせず、マットの上に寝そべって拭いてもらうのを待っていました。
母の運転で、動物病院に行き、問診表を書いて、順番を待ちました。
僕のひざの上で、ルナは、息遣いは荒くなっていたものの、落ち着いて抱かれていました。そのときのぬくもりを、今でも忘れることはできません。
順番が来て、診察室に呼ばれると、先生に、とても辛いことを告げられました。
『この子は今心不全になっています。そして、その原因は、フィラリア虫が、心臓に落ち込んで、血流を阻害しているのです』、と。そして、手術で心臓の虫を除去するのは難しく、成功しても、この子の体力では持ちこたえられないかもしれない、ということもです。
母を呼び、一緒に説明を聞いて、僕は呆然としました。
でも、もし、生きながらえることができるのならばと、一縷の望みをかけ、すべてを先生にお任せしました。
彼女は検査で、採血されてもちょっと鼻を鳴らしただけで、けして暴れたりせず、おとなしくしていました。
きっと、痛かっただろうし、苦しくて、声も上げたかったかもしれませんでしたが、治療に来ていたどの犬よりも我慢強く、恐れを感じさせない様子でした。
家に帰る車の中には、一緒に来たはずの彼女はいません。
この家に、帰ってきて、この4年近くの間、ルナがいなかったことはありませんでした。
手術の結果を待つ僕はとても、心細く、友達にも彼女のことを祈ってもらうことにしました。
あとで、メールを見ると、何人からかお見舞いのメールを頂きました。
本当にありがとうございました。
今年4月 桜吹雪の中で。
その後、泣き疲れて転寝をしていましたが、起きて行くと、母がO也を駅まで迎えに出掛けました。
そして、迎えに行っている間中、ルナのことを祈り続けていました。
午後3時半ごろだったでしょうか、突然に電話が鳴りました。動物病院からでした。
先生から落胆の声が発せられました。ルナが亡くなったとのこと。
手術は、虫を心臓から除去することはできましたが、その後大量に出血し、体力も衰えていたため、心拍も落ちて、ついには亡くなったのでした。
母が、O也を床屋において戻ってきたところで、ルナを引き取りに行ってもらいました。
病院では、できる限りの救命処置をして頂きましたが、その説明を丁寧に先生にしてもらいました。
そして、ルナが初めて家に来た日から、居場所になっていた緑色のかごに、バスタオルを引いて、その中にルナを寝かせました。
その姿は、まるで、気持ちよさそうに寝ているようでした。
駐車場にて 廊下に寝そべるルナ

O也を床屋に迎えに行き、家に帰ってきました。
ルナが小さい頃、よく遊んでいた廊下にかごを置いて、前にはろうそくを立てました。
パソコンのデスクトップはルナの寝顔の写真に変えて、在りし日を偲びました。
O恵に電話をすると、義Oもお別れに来たいという返事。
8時を過ぎて、義Oが来ると、O也と一緒に泣きました。
ルナちゃん。いや、ぶーちゃん。今まで、本当にありがとう。
僕が、自分の障害を知って今までの間、いつもそばにいて、僕を慰め、癒してくれましたね。
あなたは、僕にとって、かけがえのない友であり、娘であり、フィアンセでもあり、母性でした。
いつまでも泣いていたりすると、君にはいろいろと言われてしまいそうです。
『私がいるから、社会に出られないというのなら、私は去ります。でも、私は今までたくさんの愛と慈しみをもらいました。ありがとう。私はいつまでも、私を知る人の心の中に生きています。そして、いつの日か、神の国で会いましょう。』と。
僕たちも、いつまでも、君を忘れません。
賢く、忠実で誰にでも優しかった君の姿を、与えてくれた愛を覚えています。
もう、充分悲しみました。
さあ、早く神さまのもとに走っていきなさい。
いままでありがとう。お疲れ様でした。安らかに眠ってください。
神様、ルナが寂しくないように見守ってください。
同じように、ルナを知る一人一人が、悲しみから解き放たれるように。
アーメン。

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